×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
街を彩る明るいイルミネーションと溢れ出すような人混み。
「はぐれそうですね」
思わず零せば彼は繋いだ手を持ち上げ口づけて。
「見失うわけないよ。秀麗より美しい光なんて、ないからね」
一瞬頬が熱くなって、うつむく。
けれどまた歩き出して、見上げれば、彼は綺麗な笑顔を浮かべていて。
常に浮かべているそれとは違う、心からの笑みに、見蕩れた。
――貴方の方こそ、聖夜を輝かせる私の光なのに
こっそり、心中で呟いて。
PR
この記事にコメントする